3月15日 ユカシカド1周年

美濃部です。

多くの方々に支えられてユカシカドは、
無事1周年を迎えることができました。
せっかくの機会なので、1年間を振り返ってみたいと思います。

事務所準備

登記を終えてまず最初に行ったことは、事務所を作ることでした。
昔からこのシーンを想像するだけニヤけてしまう位楽しみにしていました。
なんてったって、会社のスタートですからね。
回線工事や冷暖房の取り付け、机やイス、棚などをチャキチャキ動いて準備しました。意外にも最も感動したのが、プリンターを購入しはじめて印刷した時でした。 PCの印刷ボタンをクリックすると、コピー機から紙が出てくる。
当たり前のことなんですが、あ〜起業したんだなって嬉しくなりました。
また、できるだけお金はかけずに必要なものをしっかり揃えることを意識していたので、ホワイトボードなんかは手作りしました。

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そんなこんなで楽しく事務所の開設を行い、
資本金を入れるためにも銀行口座の開設が必要なので開設の手続きにいきました。

口座開設の落とし穴

個人の銀行口座の開設はほとんどの方が行ったことあると思いますが、
とても楽なイメージですよね?
私は法人も同じだと思い、軽い気持ちでいました。

ところが・・・。
オレオレ詐欺などによる悪質な架空口座が増加している影響で、 ちょうど2013年4月から法人の新規口座開設のチェックが厳しくなったばかりでした。
銀行員の方も規制が厳しくなった後の新規口座開設はまだ行っておらず、
戸惑いながらの手続きでした。
普通ならこれでサクっと開設できるはずでしたが、
「代表の住所が東京」「ホテルの中に事務所」の2点がNGだったらしく、
複数の銀行に足を運び、約1ヶ月半かかってようやく開設に至りました。

ようやく仕事ができるとホッとしたのを覚えています。

受託業務

はじめに行った仕事は、私が取締役を兼務している会社の受託業務で食品のECサイトの運営です。
そのための仕組みや商品の開発、サイトの準備などを駆け足で行い、
スタートしてからちょうど2ヶ月でOPENしました。
今振り返っても、よくOPENまで漕ぎ着けることができたなと思います。

次に実施したのが年末商戦の準備です。
(夏前から年末商戦の準備をするのは、食品関連の会社では当たり前)
約2ヶ月いろいろと進めた上で、リスクの割にはリターンも少ないと分かり勇気を持ってやめることにしました。

極秘プロジェクト

年末商戦をやめるきっかけになったのが、極秘プロジェクトの話しが舞い込んだことも要因の一つです。内容は極秘なのでお伝えできませんが、
今までの社会人経験で得たスキルなどは全く使えないような未知の仕事で、
非常に複雑かつ難しい。

今もなおこのプロジェクトを進めており、
どこかのタイミングでお披露目できると思いますので、楽しみにしていてください。

地域との共存型オムニチャネル

今でこそ「オムニチャネル」という言葉が少し有名になってきていますが、
当社は先んじて地域と一体になりながらのオムニチャネルの実現を目指して動いていました。
実際秋には、そのテストを行い上々の滑り出しではあったのですが、
利益を追求する企業としての責任と地域のボランティア精神とでは上手くかみ合えない部分もあり、
最終的に具体的に事業として運営していくことを保留することにしました。
結果として今思えば、これに自分達が費やすコスト対効果を考えると無理して進めていくことは得策ではないなと思います。
しかし、とても社会的にもビジネス的にも意味のある取り組みだったので成功させたかったなと思う部分もあります。

事業計画再考

トライ&エラーを最短のスピードで回しつづけることを意識してやっていたこともあり、いろいろと見えてきたこともありました。
その学びをきちんと反映させるためには、計画の変更が必要でした。
昔の私ならば、計画を途中で変更すること=途中で諦めることと思っていましたが、「やめることを決めること」だったり
「仮説を検証した結果、計画を変更すること」は、
とても重要なことであり諦めることとは違うと気づきました。
しかし、ここで一番注意しないいけない事があります。
やりきれない人がやらずして計画を変更することは、
はっきり言って最もやってはいけないことだと思います。
これを知らずして、経営の本などの真似事で「アジャイル」や「リーンスタートアップ」だというのは本当に危険だと思います。
話しが脱線してしまいましたので、元に戻します。

ということで事業の方向性を変更することにしました。
その一つの武器が商品を仕入れるだけでなく、
自社で製造することです。
そのためにはファイナンスを固めることが必要であり、はじめて融資をしていただく経験もしました。

そんなこんなでバタバタと動いている時には12月になっていました。
ちなみにここまでのお話は全て私が兼務している会社の事業運営のことです。

つまり
当社(ユカシカド)のことは何もできていない状況です。

生きているだけ資金が減っていく感覚わかりますか?
つまり、何もしないだけではとてもマイナス。がんばってもマイナス。
すごいがんばってようやくトントン。というのが経営です。

つまりユカシカド単体でみると、何もしていない=とてもマイナス。
の位置に堂々と立っている感じです。

3人集合

そんな素敵な環境にドイツから小金丸が嬉しそうに参戦しにやってきました。それが2013年の年末の話です。

十日戎

関西にお住まいの方はほとんどの方がご存知だと思いますが、
1月10日前後に商売繁盛の神様(俗称:えべっさん)を参り商売繁盛を願う祭礼のことです。

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3人が集まったら真っ先に神様にご挨拶に行き、
気持ちを高めてがんばろうと言っており、ようやく実現することができました。

そして、3人でスタートするユカシカド勝負の年の幕開けという事です。

コミュニケーションの重要性

2月のはじめに半年間準備してきた事業をスタートしました。
内容は、数十年実施してきていたオペレーションをゼロにしてイチから作り直す仕事。
長きに渡って信じてきたスタンスや慣れた環境を変化させることには、
相当な勇気や痛みを伴う決断が必要だと実感しました。
また、問題の発生起因を深く掘ってみると8割以上がミスコミュニケーションによって起こっていることに気づきました。
ちょっとした気遣いだけで解決することが大半で、
改めてコミュニケーションの重要性を感じました。
※この話しも兼務している会社のこと・・。

攻め

2月に兼務している会社の株主総会があり、今後の方向性をお伝えしました。
それと同時に9月より準備をしてきた加工場をお披露目しました。
この加工場は、4月より本格的に稼働して勝負できる状況にもっていきたいと思っています。

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またユカシカドの取締役会では、
「ハイリスクな勝負に出る」ことを宣言し了承を得ました。
大手企業やそんじゃそこらのベンチャー企業では決してできない大きな勝負に出ます。 おそらく大半の方は「無謀だ。辞めとけ」と言うでしょう。
しかし、これまでの企業が行ってきたやり方をすることが正しいことではありません。

リスクなくしてリターンがあればよいですが、投資と回収の世界では常にリスクが生じます。
また何もやらないことによる自然的なリスクもあります。
また、大手企業などと勝負をするときにベンチャー企業が勝てる要素は「スピードと変化力」だと思います。
だからこそ、普通の工程を踏めば約3年検証した上で世の中にリリースするようなものを我々なら3ヶ月でリリースします。
また、内部留保している額の1/10を投資にまわす企業がいれば十分男前だと思いますが、我々は9.99/10を投資する。

そんなハイリスクをとるには理由があります。
それは我々が掲げているミッションを遂行するため。
それには、ゆっくりしてる時間は一切ありません。

3月15日。ユカシカドは1歳を迎えました。

最近新しく家族になったコミちゃん(こみのべの略)は4ヶ月で一気に成長しています。

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ユカシカドはコミちゃんの3倍の1年も生きています。
もっとアグレッシブに攻めていく会社でいきたいと心に誓い精進していきたいと思います。
今後とも変わらぬご支援をよろしくお願い致します。